『隠し剣 孤影抄・秋風抄』藤沢周平 著文春文庫※ネタバレを含むかもしれないのでご注意ください。
映画などにもなっているので、本を読まなくても知っている人が多いと思われる、
藤沢周平の隠し剣シリーズ。
絶対不敗の必殺の剣術を持ちながらも、酒、色、家族、容姿など
何らかの”弱さ”を抱えた主人公たちの生き様、死に様を描いたオムニバス形式の時代小説です。
主人公たちの弱さは「あー、分かる分かる!」とすごく共感できるような身近なものであり、
そこに”必殺の剣”を持つというアンバランスさが何とも絶妙で、
それぞれの話はそれほど長くないのに、グイッと物語の中に引き込まれます。
『偏屈剣 蟇の舌』の最後のセリフなんか、男なのに濡れちゃう(主に目の周りが)!( ;∀;)
魅力的な女性がほぼどの話にも出てくるのも、男としてはポイント高いです!w
エンタテイメント性が高く、時代小説初心者の方にも読みやすい作品だと思います。
一気読みで寝不足にならないように注意!w
(。-`ω-)」☆<必殺の…青森剣、牛蒡!!
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