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まいねじゃ!

青森出身岡山県民「まいね」のシングルライフ。

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【読書】池波正太郎『鬼平犯科帳』


『鬼平犯科帳』
池波正太郎 著
文春文庫



この世に蔓延る悪を、時には管轄を超え、時には法を超えて裁く権限が与えられた、
現代で言うところの秘密警察、江戸時代では火付盗賊改方の長官、長谷川平蔵。
下情に通じ、善人や”筋の通った”悪人には優しいが、非道の悪には容赦しない平蔵の大捕物!
売れっ子時代小説作家の筆致、ここに極まれり!

日本人なら、しめじなんかを小房に分けるときに「小房の粂八…」とつぶやくのは
もはや常識だと思いますが(真顔)・・・
うん、やっぱり池波は良いね。人生の教科書になるわ!
『剣客商売』に引き続き、ドラマのDVDを同時並行で鬼平に手を付けてしまいましたが、
”やはり「たまらなく」興味い(おもしろい)のである…”

ドラマ版では小説版とのストーリーとか、オリジナルキャラクターなど差異もあるんだけど、
どちらも甲乙つけがたく面白い!鬼平役の二代目中村吉右衛門の迫力ある演技、
前述の小房の粂八は故・蟹江敬三で登場した瞬間に涙が止まりません(;O;)<演技も良ぇんよ!
池波作品には欠かせない、料理を前面に押し出す”猫どの”こと沼田爆さん。
そして何より(鼻息荒い)個人的に”良い女”ヒロイン1位と言っても過言でない、
久栄役の多岐川裕美さん!懐が広くて優しくて、凛としたところもあって…最高です(直球)。

おっと、話がドラマ版に逸れてしまいました…
時代小説と言うと「古臭い」「分かりづらい」というイメージがあるかと思いますが、
本作では割と頻繁にその場所、役職、貨幣価値などが”現代で言うところの”何に当たるかを
描写しているので、この手の小説を読んでいない人でも
すんなり読めるのではないかと思います。…まぁちょっと、登場人物は多いけどね。。

細かいことは言いません。とにかく読んでみて欲しい!できれば若いうちに!
猛プッシュしたい、そんな本です。

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プロフィール

HN:
まいね
性別:
男性
趣味:
食べ歩き、コーヒー、ギター、      自転車旅、ボードゲームなど
自己紹介:
「まいね」とは、青森の津軽弁で
「ダメ」という意味。
怒られていても怒られている気がしない、
ダメなのに、ダメな気がしない・・・
そんな錯覚を起こさせる柔らかい語感がステキです。