『名作落語全集 頓智頓才編 上巻』（初版：1986年7月）今村信雄 編・著西澤道書舗※以降、ネタバレを含むかもしれないのでご注意ください。
化かす、騙すと言っちゃぁ聞こえは悪いが、落語の世界では「頓智頓才」、アハハと笑ってしまいましょう！揃いも揃った名人が、語りに語った全14篇。文字になっても感じられる寄席の空気、話術の妙を、存分に堪能できる一冊です。最近あまり寄席には行けてないですが、あの空気感が恋しくなって手に取った本著。
各名人の噺の内容を、枕まで含めて文字に起こして並べただけの感じではありますが、
それでも意外と寄席の空気感は伝わってきますし、臨場感を感じることができました。
考えオチなどの説明はなく、話によってはオチの意味が分からないものもあり、
ちょっと上級者向けかも。
＃そもそも落語はお芝居などのパロディだったり、色んな知識が必要なので
＃端から上級者向けの面もあるんですけどね。。
識者の頓智はもちろん、バカはバカなりにハッとするような屁理屈が散りばめられていて、
ふふっと笑える癒し系の本ですよ！
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