『自転車で100Kmをラクに走る』(初版:2016年6月)田村浩 著技術評論社※以降、ネタバレを含むかもしれないのでご注意ください。
著者はロードバイクってよりは『趣味の園芸』に載ってそうな感じの素朴なおじさん(!?)、
でも”100Km走るのが当たり前”の凄腕(脚?)ローディーなんです。
そんな彼の持論をかいつまんで言うと
・良い装備を揃えよう
・ライドの計画は(地形、天気や風向きまで含めて)しっかり立てように尽きます。
実際に走るための方法論というよりは、物や心の準備について
さわりを解説した入門書という感じですね。
目から鱗がぽろぽろ落ちるほど勉強になるって訳でもないですが、
風向の予報を見てルートを考えるってのは盲点でした。
また、流石にコンポーネントとかホイールなどにまでは言及していませんが、
”あれもこれもあった方が良いよ”という文言が多く
(物に頼らず、自分自身を鍛えたい!)と思うまいねとは相容れないな…と思ったのですが、
いくら鍛えたところでエネルギーは無限ではないし、どこかで物に頼る場面は出てきます。
体力の消耗を抑えるためにお金をかけるというのは、真理でもあるんですよね。
これからロードを始める、特にロングライドに興味ありな人に
優しく手ほどきしてくれる一冊です。
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