<お店情報は食べログより抜粋>【折り鶴】住所:岡山県岡山市北区錦町1-8TEL:086-232-1032営業時間:11:00〜18:00 日曜営業定休日:毎週月曜日・第一火曜日【2019年4月 エチオピア モカ・ハラール】
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自家焙煎で、非常に質の良い深煎りの豆を提供してくれるだけでなく
「本日はどのようなコーヒーがよろしいですか?」
と聞くところから始まる、一人一人のお客さんへの、オンリーワンのコーヒーを淹れる
という姿勢が素晴らしい、値段によらす、ものすごい”贅沢をした”気分にさせてくれる
岡山屈指の名店の一つです。
<購入した豆>
【2019年4月 エチオピア モカ・ハラール】
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・エアロプレス(ステンレスフィルタ、ペーパーフィルタ)、ネルで抽出。
”エチオピア・モカ”という先入観を持っているとびっくりするほどの強い苦味とコク。
酸味は抑え、強いボディがかなり長く持続します。スモーク感も結構強め。
湯温を低めにするとほうれん草の灰汁のようなエグミが強く出るので、
湯温高めでオイルを吸着しやすい淹れ方が美味しい気がします。
【2019年3月 エチオピア イルガチェフェ】
・折り鶴さんの中では比較的浅めの煎りですが、やはり他のお店と比べると少し深めですかね。
・エアロプレス(ステンレスフィルタ)、ネルで抽出。
柑橘系、紅茶のような香りは後味のさっぱり感の中に残しつつ、
ボディ感のしっかりした味という印象です。
【2019年3月 ケニア】
・黒壇のように深い色、艶々した美しい煎りあがりですね。しっかり煎られていることと
豆の柔らかさが、グラインドのときにミルを通して伝わるようでした。
・エアロプレス(ステンレスフィルタ)、ネルで抽出。
ダークチョコレートのような、オイル感のあるコク、悪い意味でなく土っぽい香り、
ケニアらしくがっつりクセのある、力強いお味。
苦味も結構強いので、ミルクを加えて飲んでも美味しいでしょうね。
【2018年12月 パナマ パカマラ種(再)】
・前回より少し深煎りしたような色合いになっていますね。
・細挽き、湯温低め、エアロプレス(ステンレスフィルタ)で抽出。
フレグランスとしては若干カカオ感のある、いわゆる煎り豆の香りくらいなのですが、
お湯を注ぐと微かに、口に含むとはっきりと、フローラル系の華やかな香りが広がります。
「洗濯したときの洗剤の臭い、手に残ってたかな?」
と思って、手を何度も嗅いでしまったくらい!w
・ネルで抽出すると、フローラル系の香りが少し抑えられ、何とも奥ゆかしい雰囲気に。
後味にちょっとカラメルを感じますが、この豆のものなのか、
今まで吸ったコーヒーの香りなのかはイマイチ分かりません(;・∀・)
【2018年7月 パナマ パカマラ種】
・たっぷりオイルを纏ったツヤツヤの深煎り。
・甘味が豊かで、後に余韻の深い苦味が続きますが、香りが軽いためあっさり目に感じます。
【2016年4月 完熟トミオ・フクダ】
・ムラのないしっかり焙煎で、表面にオイルが浮きツヤツヤ。
粒も大きく揃っていて素晴らしいの一言です。
・豆の状態ではコクのあるチョコレートのような香りがしていますが、
粉にしてお湯を注ぐとその中にほんのりフローラル系の香りがあり、
オイルと相まって昔懐かしの石鹸をイメージします。嫌な感じではなく、
郷愁を誘うというか、昔の純心に還るというか…心洗われる気分です(誰うま)。
・因みに、購入した日にお店でいただいたのはグァテマラ。この日は結構花粉症がひどく、
「こんな状態でも香りが分かる、ちょっと濃いめだけど苦さ控えめのコーヒー」
という無茶ブリに見事に応えてくださいました!鼻の奥にチョコレートのような
甘い香りが通り抜ける感覚があり、その余韻はしばらく続いたので
マスクの中の自分の息すら愛おしく感じてしまうほどの逸品でしたよw(*´ω`*)
【2015年2月 マンデリン】
もうホント、大粒で艶艶して、見た目からして美しい深煎りのマンデリンです。
エアロプレス、スチールフィルタで淹れてみました。
オイルが出るまでしっかり炒っている豆なので、やはり苦味は強いのですが、
深煎りの苦手なまいねでも嫌な感じのしない苦さです。
焦げた豆のスモーキーさもなかったように思います。
あ、因みに緑の袋にうっすらと折り鶴の文字が浮かんでいるのが見えますかね?
何と言う奥ゆかしさでしょう!w
ーーー
<お店の雰囲気>
・最近できた岡山イオンに近く駅からのアクセスも良いのですが、
お店の看板がちょっと奥まったところにあるため中々見つかりませんw
岡山では特に宣伝もしていないそうで、メインのお客さんは珈琲の学会(!?)
などで知り合った、東京などの人からの注文だそう。
とはいえ、岡山の珈琲好きなら必ずここに行きつくであろう素晴らしいお店です。
・照明は大分落としてあり、BGMはギリギリ聴こえるくらいのかなり控えめ。
すぐ近くが大通りとは思えないような、静かで落ち着いた空間です。
・客席の間隔は広めにとってありますが、通路は狭いためお客さん同士が
譲り合わないと出入りできない感じです。これはこれで、日本人特有?の
気遣いコミュニケーション(何)が生まれて良いものです。
・店の奥側に大きな焙煎機が見えます。…一度見せてほしいものですが、
まだまだ言い出せそうにありませんw
<お店の人>
・プロレスラーの武藤敬司を小柄に、温和そうにした感じの見た目。
しかしコーヒーを淹れるときは繊細、真剣な職人の目になります。
本当に勉強家で、ストイックで、謙虚さの塊のような人という印象です。
コーヒーの淹れ方はほぼ独学だそうですよ。
・このお店にメニューはなく、注文は
「どんなコーヒーにしましょうか?」と聞かれるところから始まります。つまり、出されるコーヒーはお客さんに合わせた
オンリーワンのコーヒーというわけです!!
…と、それを知っていたまいねでさえ、最初はしどろもどろになったのですから、
知らずに入ってきた人は
「え、どんなって…えぇ!?」
みたいな感じになりますwとはいえ、そうと分かるとどんなコーヒーがあるか、
どんな豆なのかなど説明してくれるのでご安心を。
・もうひとつ面白いサービスが、コーヒーをお湯で薄めたものをチェイサーとして
出してくれるところ。まずはこれを一口飲み、口の中をコーヒーモードにしてから、
コーヒーをいただきます。コーヒーの味に疲れて来たらまたチェイサーを一口…
コーヒーモードが途切れることなく、かといって口の中がコーヒーに
染まりきってしまうこともない、目から鱗のサービスです。
・因みに注文を受けた後にどういう豆、淹れ方をするのかを考えるため、
「…豆はコレがいいかな…いや、そういえばアレもあったな。…うん、アレにしよう」
などと小さな声で言っているのがちょっと萌えますw
・まいねの注文は最初は「酸味系」、2回目は「深煎りだけど苦さが優しいコーヒー」
と、深煎りの得意な店と知りつつちょっと難しい注文をしたのですが
(意地悪じゃないんですよ?w)、本当に見事に応えて下さってビックリします。
[7回]
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