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まいねじゃ!

青森出身岡山県民「まいね」のシングルライフ。

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【読書】生まれて、結ばれて、還る

玉野の451booksさんに立ち寄った時に購入した、3冊の本についての読書感想文です。

<生まれて、結ばれて、還る>


※以降、ネタバレを含むかもしれないのでご注意ください。



『生まれたときからアルデンテ』
平野紗季子 著
平凡社

最近本ブログもいろんな方に見てもらえるようになって、
「中々文章力あるねぇ。an・anのコラム書くぐらいなら今すぐでも行けるんじゃね!?」
なんて言われたりして、正直ちょっといい気になっていたんですが(w)、
たまたまタイトルに惹かれてこの本を手に取り、まいねの中にが電流走りました!
「an・anのコラムニスト(?)に、すげぇのがいる!!」
#因みに平野さんは元々(同列に扱うのもおこがましいけど)食に関するブロガーで、
#自らを食中毒(食べることの中毒)と称したりして、食べることの感動などを綴っています。
#その文章が話題となって『an・an』『SPRING』『BRUTUS』などに執筆中なのだそう。

本著を手に取って眺め、パラパラっと読んだ時の第一印象は
(この子は、ものすごい孤独感を抱えてご飯を食べている)でした。
今までにない、食に関する文章に衝撃を受け、購入してからはそれこそ
”貪るように”読んでしまったのですが、第一印象は的外れだったことに気付かされました。

そもそもグルメとは孤独なのだ

確かに彼女は個食をすることが多いのですが、一人である故に孤独なのではなく、
店に入った時の空気を、料理の見た目・香り・味を、時には料理人の思想を、
全身の感覚をフル稼働して感じようとするが故に、美味しさを追求するときは
周囲の人間との関わりが不要になってしまうのでしょう。
これって、お店に対する真摯さ、誠実さの究極の形の一つだなと思いました。

まいねはどちらかというと”楽しい食事”に主眼を置いていて、それはすなわち
「美味しいと分かっているお店で、周囲の人間と楽しい食事の時間を過ごす」
わけですが、誤解を恐れず言い換えれば
「楽しく食事しているとき、美味しさを求めていない」
ということになります。逆に、親しい人と食事をしていて(あ、美味しい)と思って
分析しようとしたとき、急に黙りこくって一人の世界に没頭することもあります
(コーヒー飲んでる時にありがちw)。

まぁ、平野さんのようになりたいとか思うわけではないのだけど(!)w、
この気付きを与えてくれたこと自体、すごく勉強になりました。
ガストロノミー(料理と文化の関わりについての学問。美食学)にも堪能で、
世界にあるシェフたちの思想がたっぷり詰まった料理についても色々紹介されているので
そちらも面白いです。

ーーー
『いのちをむすぶ 佐藤初女』
集英社

岸圭子さんの写真展以来気になっていた本著、せっかくのご縁なので購入してみました。
料理をしている様子などを撮った写真とともに、佐藤初女さんの言葉が乗った
写真集といった感じです。

三食のご飯を食べることが大事、自分を必要以上に良く見せようとしない、
他人の話をよく聞きましょう・・・

一つ一つの言葉は短く、飾り気がなく、ともすれば当たり前のことばかり。
ああしなさい、こうしなさいと言わず「自分はこう思う」と言っているだけ。
それでも初女さんには、周囲からやいのやいの言われて迷ったことも
きっとあるかと思いますが、それでも「貫いた」強さがあります。
成し遂げた人、貫いた人、そんな人たちの言葉はどんなに軽く思えても
重い”何か”がある。そんな気持ちでもって、話を聞く姿勢こそ、
フラフラ迷って生きている私たち…いや、私に(w)求められるのかもれません。

ーーー
『乙女の玉手箱シリーズ カエル』
自由が丘FROGS 監修
グラフィックス社

本著を目にした瞬間、思わず最新の面白ノリツッコミが飛び出した。
「こんなの誰が買うんだい?・・・・・・アタシだよぉ!!(#゜A゜#)」
余りの興奮に、脳から粘液が出てしまいましたよ(/ω\)

監修者の収集した、世界各地のカエルグッズをメインに、
カエルの生態やカエルに関するイベントなどを満載した、カエラー必携の書。
特に、家に物は増やしたくないけどカエルグッズは眺めていたい、
私のような面倒くさい奴には特に、ね。

”乙女の玉手箱”ってタイトルで、男性が買うにはちょっと勇気が要るかもですが
内容自体は男女問わず読める面白さです。
購入してすぐ100円ショップに行きたくなること請け合い!w

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プロフィール

HN:
まいね
性別:
男性
趣味:
食べ歩き、コーヒー、ギター、      自転車旅、ボードゲームなど
自己紹介:
「まいね」とは、青森の津軽弁で
「ダメ」という意味。
怒られていても怒られている気がしない、
ダメなのに、ダメな気がしない・・・
そんな錯覚を起こさせる柔らかい語感がステキです。