三十もとうに過ぎて、池波作品に初めて触れるとはねぇ・・・
円城塔の後ということもあってか(?)、乾いたスポンジに水が染みこむように入ってきます。
1巻を読んでいる途中で2巻を買いに本屋に行った作品は久しぶり(*´ω`*)
”人を斬るということは、その恨みを背負うということ”を前面に押し出した時代劇で、
勧善懲悪タイプより、そういったちょっと複雑なタイプの時代劇がまいねも父も好物なので、
ドラマ版を何度か見ていました。あのキャストでの脳内再生余裕ですw
…にしても、原作の小兵衛ってかなりのスケベジジイやなww( *´艸`)
作中に出てくるご飯がおいしそうなのもポイント高いです。
描写自体は細かくはないんですけど、「根深汁(ねぎの味噌汁)」といったメニュー名だけで
食卓の絵とか、香りを想像できる程度に”日本人”であることを実感できるのが
ちょっと嬉しかったりね。
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