忍者ブログ

まいねじゃ!

青森出身岡山県民「まいね」のシングルライフ。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

現在、新しいコメントを受け付けない設定になっています。

【読書】早見和真『店長がバカすぎて』


『店長がバカすぎて』
早見和真 著(2019年7月18日初版)
角川春樹事務所

※以降、ネタバレを含むかもしれませんのでご注意ください。



武蔵野書店吉祥寺本店の書店員、谷原京子は、そうでなくともクソ忙しい中、
空気とタイミングの読めないバカ店長、プライドばかり高い学生バイトなどに
頭を抱える日々。唯一の理解者であり憧れの先輩は不倫関係で辞めてしまい
「こんな店マジで本気で辞めてやる!!」
と常に爆発寸前!だけど、何故かかばんの底の辞表が出せなくて…
すべての悩める社会人に贈る(?)ちょっぴりミステリーありのラブコメディ。


最近暑くてあまり自転車に乗れないこともあり、ちょいちょい読書するようになってきて、
本著はタイトルに惹かれて冒頭をちょっと立ち読みしてみて、即購入決定。
誤解を恐れず言うならば、第一印象は”毒にも薬にもならなそう”。

「読書は(二回目以上の)人生の追体験」とか、
「生きるのに理由はないけど、生きがいはいくつもある」とか、
もはや手垢塗れのテーマ。だけど、つまらない本かというと決してそんなことはない。
各章で起承転結の構成がしっかりしていてダレるところがないし、
何より京子のツッコミのキレが素晴らしい!w
このキレがあるからこそ、この子はホント毎日周りのバカにイラッとしてるんだな
と分かるし、周りのキャラクターにもそれが伝わって
深く理解してくれる人が現れるんだろうなと腑に落ちる。

最終章の畳みかけるような謎解き(?)とドタバタラブコメ要素が楽しい!
すごくエンタメ性あふれる作品で、読了後には
「ん…まぁ、ぼちぼちいきましょか」
みたいな、前のめりでもなく逆ギレでもない(!)非常にフラットなやる気が出てくる、
今色々悩んでいる方にも肩肘張らずに読んでもらえて、もしかしたら救いになるかもしれない、
そんな一冊。

拍手[0回]

PR

コメント

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

記事カテゴリー

最新コメント

[11/19 まいね]
[11/18 岡山県民]
[09/13 リキ]
[08/27 リキ]
[06/24 まいね]

ブログ内検索

プロフィール

HN:
まいね
性別:
男性
趣味:
食べ歩き、コーヒー、ギター、      自転車旅、ボードゲームなど
自己紹介:
「まいね」とは、青森の津軽弁で
「ダメ」という意味。
怒られていても怒られている気がしない、
ダメなのに、ダメな気がしない・・・
そんな錯覚を起こさせる柔らかい語感がステキです。