【THESIS&ANTITHESIS】出身・種別:ベルギー・ジン度数:44%購入価格:3,800円ほど名前とラベルのカッコ良さに惹かれて買った、ベルギー産のジン。
日本から出たことないけど、お酒とコーヒーはかなりワールドワイドです!w
名前の”テーゼとアンチテーゼ”は、哲学の弁証法という思考方法で出てくる用語です。
アニメ主題歌の『残酷な天使のテーゼ』で”テーゼ”という言葉を耳にした人も多いでしょう。
この世界の多くのものはその内に矛盾を秘めていて、弁証法では
「テーゼ…ある問題を肯定的に捉える論、命題」
に対立する
「アンチテーゼ…命題と対立する形で考える論、反例(?)」
を考えることで、ある問題の中に矛盾を生み出し、それについて徹底的に考えることで
テーゼとアンチテーゼを統合した、問題に対するより高次の答えを導き出すことを
目的としています。
因みに、その高次の答えを”ジンテーゼ”と言い、このお酒の”ジン”ともリンクする訳ですね。
(。-`ω-)<実に面白い…
用語だけを並べると非常に難しく感じるので、例を挙げてみましょう。
テーゼ:岡山県民は交通マナーが悪い。
これと対立する論を挙げると…
アンチテーゼ:岡山県民にも交通マナーを守る人はいる。
故に、岡山県民は交通マナーが悪いとは言えない。
これらについて悩み、導き出した答えは
ジンテーゼ:岡山県民は”マナーを守る”という概念から解き放たれた民族であり、
マナーを守ることと破ることの間に、差異や優劣がそもそも存在しない。
となるでしょうか。。
…う~ん、この答えを飲み込むにはまだまだ酔いが足りないらしい(#^A^#)<もう一杯!
本ボトルも名前に似合って、ボタニカルにはココア、ケシ、バニラなどを使用しているそうで、
じわっとした苦味とふんわりした甘味という相反する要素が一つになっており、
複雑で深い味わいを出しています。
白黒はっきりさせるよりも、合わせ飲めちゃう人間が、結局一番得をしていて幸せなんだと、
そんなことも考えさせられる一本ですね。
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