『煩悩カフェ』酒井順子 著幻冬舎文庫※以降、ネタバレを含むかもしれないのでご注意ください。
クールで知的な酒井女史もやはり人間、108の煩悩は抱えているらしい。「ボーイフレンドの手帳を盗み読みしたい」「ミニスカートの中が見たい」「同じ話をされたら『それ前にも聞いた』と言ってやりたい」・・・女性のしょうもない煩悩をこれでもか!と並べたエッセイ集。酒井さんは割と、女性が表に出さないような実態を、
冷静に分析したうえで赤裸々に書いちゃうクチでして(タチ悪いな!w)、
本著でも、百年の恋も冷めそうな女性の煩悩の数々をいくつも曝け出しています。
(女性も男性と同じで、案外しょうもないこと考えているんだな)という
ある種の親近感を覚えると同時に、同じような煩悩を抱える”共犯者”意識が芽生え、
うっすらとした後ろ暗さを伴う快感を味わうことができます。
百年の恋も冷め…そうでいて、やはり異性に対する幻想はまだ捨てきれないのも
煩悩の一つでしょうねw
女性のしょうもない部分を覗いて、口には出さないけど仲間意識を感じたい女性、
怖いものをちょっとだけ見てみたい、好奇心旺盛な男性、
どちらにもおススメの軽~く読める本です。
因みに男のしょうもない部分を覗いてみたければ、
当ブログをご覧くださいませ!y(^ω^)y
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