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まいねじゃ!

青森出身岡山県民「まいね」のシングルライフ。

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【読書】池波正太郎『おせん』


『おせん』(初版:昭和60年9月)
池波正太郎 著
新潮文庫

※以降、ネタバレを含むかもしれないのでご注意ください。



娼家から身請けされ、今は囲われの身であるおせんと、かつてのなじみ客であり
強請りの罪で島流しにされた男の母親との、心の交流を描く表題作『おせん』をはじめ、
ちょっと残酷で、輝くほど生き生きした、池波が描く13編の女主人公の世界をどうぞ!


(男主人公のものでも)池波作品に出てくる女性は非常に魅力的な人が多いのだけど、
女性を主人公として、男を若干だめんずに描くことで(w)、
より鮮烈に女性の魅力を引き出した印象があります。

割と性にまつわるエピソードが多く、不倫なども当たり前のように出てきますが、
「”これ”という男と幸せに添い遂げたい」という、女性のシンプルな欲望が
その根底にあるような気がして、(これほどまでに想われてみたい)と思うし、
そんな主人公たちがたまらなく魅力的に見えてくるんですよね。

涙あり、笑いあり、ちょっとムフフありでエンタテインメント性満点!
文句なしに面白い一冊です。

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プロフィール

HN:
まいね
性別:
男性
趣味:
食べ歩き、コーヒー、ギター、      自転車旅、ボードゲームなど
自己紹介:
「まいね」とは、青森の津軽弁で
「ダメ」という意味。
怒られていても怒られている気がしない、
ダメなのに、ダメな気がしない・・・
そんな錯覚を起こさせる柔らかい語感がステキです。